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2024.04.24 (Wed)
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時代劇映画の記事は五本目になります。

誰も期待してないカテゴリーでしょうが、私が書きたいから書く!それだけですw





今回は雷蔵さんの主演する大映映画。

雷蔵さんの映画を取り上げるのは二本目です。

しかし、普通の娯楽時代劇映画とは一線を画した作品です。

モノクロで、

チャンバラがございません。


そんな時代劇もたまには見ますよ(笑)

原作が菊池寛の小説です。

なんだかかなり重厚な作品?と思って見てみました。

確かに普通の時代劇映画に比べるとしっかりした人間ドラマとなっていますが、比較的見やすい。

雷蔵さんの立ち居振る舞いの美しさ、モノクロだからこその良さが見所です。

脇役の俳優さんも良かった。

良い映画を見た~~(^ー^)マンゾクマンゾク

圧倒されるほどの名作、というものではないですが、よく出来た佳作でした。

小林勝彦さんって大映映画の名脇役スターですが、私、今まで顔と名前が一致してませんでしたミ(ノ_ _)ノミ3ドテ

なんと恥ずかしい・・・

というか、私、顔と名前が一致しない人がいっぱいいるんですが・・・

正直言って、大映の名脇役スターであるところの林成年さんと本郷功次郎さんと小林勝彦さんの違いが分からない、というとんでもないニワカです(泣)

大映映画何本見てるんだよ・・・トホホ

本郷さんも林成年さんも主演作だって見てるのになぁ・・・おかしいなぁ・・・(苦笑)

誰か詳しく教えてくれる人がいたら泣いて喜びます。




今回は小林勝彦さんを認識した映画としても注目作です(?)

wikiを見てみたら見たことある映画にいっぱい出演されてるんですよね・・・

きっと脇役で出てたんだろうな~

認識はしたけれど絶対見分けがつくか、その自信はないのであった・・・orz

前置きが長くてすいません、以下詳細と感想を隠しておきます。





毎度の如く「中島貞夫の邦画指定席」にて鑑賞。

他にも数本見てるんですが、感想あげれてないですね・・・

一応乙女ゲーブログなんで、時代劇の記事ばっかりもあげづらいというwww



雷蔵さんの映画は前に「大殺陣 雄呂血」という作品を紹介しました。

これもモノクロで、ちょっと陰のある浪人という役どころでしたが、

今回はお殿様!なのに暗い!(笑)

という異色の映画です。

雷蔵さんのお殿様役といえば「陽気な殿様」をはじめ、コミカルで明るい作品が多いんですが、これは暗いです<しつこいw

ですが、悲劇ではない。(ここ重要)



しかし・・・雷蔵さんとモノクロの相性の良さは、異常。

見るたびに思います。

もちろんカラーも良いんですが、モノクロだと魅力が五割増しくらいじゃないかと思います。

大げさではなく。

以下、作品の詳細を。



映画の基本情報(goo動画様より)

「忠直卿行状記」

1960年大映

森一生監督

☆主要キャスト

市川雷蔵(松平忠直)

小林勝彦(浅水与四郎)

山内敬子(志律)

そして・・・林成年さんも出てたらしいwあれ??w

やはり私には大映の脇役を見分けられないらしいです(T▽T)だめだこりゃ



☆あらすじ

浅水与四郎(小林勝彦)は幼少から忠直(市川雷蔵)の側近く仕える忠臣で、忠直附きの腰元である志津(山内敬子)と祝言をあげた。
忠直は内外からその英邁振りをうたわれる名君で、特に武芸に熱心で、よく家中の若者を集めて槍試合などを行った。
ある日、みずから白軍の大将となって槍試合に出場した忠直は、紅軍の副将と大将を突き伏せた。
ところがその晩、忠直が奥庭に出た時、昼間の二人が話す「以前ほど、勝ちをお譲りするのに骨が折れなくなった」という言葉を聞いて愕然となった。
翌日、急に槍試合を命じた忠直は、真槍で例の二人を傷つけてしまったが、二人はほどなく割腹して果てた。
生まれてこのかた自分の身に注いでくれる賞讃は偽りであり、家臣の追従であることを知って深い懐疑にとらわれた忠直の行動は、それからというもの暴虐非道を極めた。
人妻を犯したり、諫言する家臣を斬り棄てるなど別人のような乱行がつづいた。
これは不信に包まれた忠直が人生の真実を求めてさまよう悲痛な姿であった。
やがてこの行状は幕府の耳に入り・・・



忠直が誰も信じられなくなり狂人と化していく姿は、見ていて痛々しい。

彼の気持ちは痛いほど分かるから。

特に彼はもともと優秀であったが故に、余計自分が許せなかったんでしょう。



中盤で雷蔵さんが、もろ肌脱いで森の中で斧を一心に振るって木を切り倒すシーンが印象的でした。

行き場のない気持ちをぶつける姿が。



ただ、君主として、臣下や領民を苦しめる行為は許されない。

これも当たり前のこと。



ただ、彼が狂ったままで裁かれるのではなく、与四郎(よしろう)や志津のお陰で正気に戻り、実の母親との対面により心も晴れていくのがよかった。

与四郎が、志津を助けるために単身忠直の所に直談判に行くシーンが劇中で一番印象的でした。

与四郎と忠直が、家臣と君主である以前に友としてぶつかり合う場面。

小林勝彦さんの真っ直ぐな演技に感動しました。

あのシーンは間違いなく、雷蔵さんではなく小林勝彦さんに目が奪われるシーンでした。

与四郎だけでなく、志津もまた忠直にぶつかっていくシーンがあり、この場面もまた山内敬子さんに目がいきました。

このお二人の演技、大変よかった。

二人の良い夫婦ぶりも微笑ましいです。

自分の命よりも忠直を信じる信念の為に行動した二人は本当に素敵でした。

なかなかあんなこと出来ないと思う。

主君である忠直に向かって刀を抜けば、その結果は明らかに極刑であるはずですから。

ここまでしてくれた二人の姿に、忠直が晴れ晴れとした表情となっていたのもとても共感できます。

最後に、家臣たちに本当の気持ちを語って、城を去る忠直の姿の晴れ晴れした様子には救いがあってよかった。

最初見始めた時は、絶対に悲劇なんだろうと思いましたが、最後に大いに救いがあって個人的には嬉しかったです。

やっぱり最後はハッピーな方がいい。安易に悲劇で終わらなくてよかった。

完全なハッピーではないけど、ここまで救いがあるのは予想外でよかったです。





なんだかんだ、雷蔵さんの映画は安定感がハンパないですね。

安心して見られる。

作品の質、というか演技の質に関しては全く心配せずに見られます。

雷蔵さんの演技に関してはもはや言う事なしです。

やはり雷蔵さん最高!!

そして小林勝彦さん、山内敬子さん、いい演技をありがとう!

良い余韻に浸れる作品でした。





で、林成年さんは・・・どの役だったんだ・・・?wwwww



 

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