公開順にプレイしてみました。
①ラストバレンタインデー
こちらは次のファーストバレンタインデーと対になっており、一緒にプレイするとより楽しめます。
（シナリオに関連性はありません）
選択肢無しで、物語を読み進めるノベルゲーです。
4つのエピソードに分かれており、一つ5分くらいです。
短い・・・もっとーー！となります（笑）
エピソード1．幼馴染
エピソード2．先輩
エピソード3．先生
エピソード4．後輩
主人公の「私」はそれぞれ違うので、主人公の性格も含めて楽しめます。
プレイ画面は白地に線画のような立ち絵です。
これが独特の雰囲気で素敵！
内容は・・・
『冗談みたいな話だけど、今日で地球が滅亡してしまうらしい。
滅亡の日、今日はバレンタインデーだ。』
ということで（笑）
世界が滅亡するという噂で持ちきりのバレンタインデーです。
どのお話も、まだ始まったばかり、始まってもいないような二人の関係を描いていて、
とても切ない、そしてハッピーな、不思議な余韻があります。
特にこの「ラストバレンタインデー」はどのお話も甲乙つけがたく素敵でした！
幼馴染のあの儚い雰囲気も、
先輩の美味しいとこ取りな素敵な雰囲気も、
先生の微妙な大人と子どものさじ加減も、
後輩の妄想爆発なところもｗ
全員良かった。
特に一つ選ぶなら、先生のエピソードがよかったかなーと思います。
主人公の攻めな感じのキャラも好感が持てましたし、先生もイケメンだし＜え
以下、ネタバレ
※一人称は「私」です。
・エピソード1．幼馴染
彼「今日はいつもと違うから。
今日は、お前以外からチョコ貰う気はなかったから。
ありがとう。お前のチョコが、一番うれしい。」
手を握る彼。
私「来年も、あげるからね。」
彼「うん。」
私「来年もその次もずっと先も、ずっとずっと、ずっとだから。」
彼「うん。
ずっと、好きだ。今までも、これからも。絶対、変わらない。」
私「うん。」
・エピソード2．先輩
図書館。
先輩の前に座り、私は話しかける。
しかし何も言わないで表情も変えずに本を読んでいる先輩。
出会いは、図書館で痴漢にあっているところを偶然助けられた時。
（主人公が話しかけ続けているのがかわいいんです。）
でも、ついに無言になり、静かになり、眠くなってくる私。
ついに寝てしまう。
目が覚めると、目の前には変わらず先輩がいてくれて。
チョコも食べてくれたらしい。
私「・・・うん、やっぱり・・・好きです。私は先輩が好きです。」
先輩「あっそ。」微笑んだ顔もかっこいい。
微笑んだ先輩の顔、素敵です。
黙っているイケメン＝最強。ただ、ちょっと卑怯かなーと思う。
主人公にばかり話をさせているのはずるい。
・エピソード3．先生
学校。
机に向かって問題集を作っている先生。
先生、ちょっと大人気ない感じもあってかわいいんですがｗ
私「好きなんです。」
先生「・・・・・・」
私「教師だ生徒だなんて言葉であいまいにしないで下さい。
嫌いか好きか、聞かせてほしいです。それで納得しますから。」
必死に言う私。
先生「無茶苦茶言うな・・・」
私「先生と話してるの好きだったの。
すごした時間を思い出したら、楽しかった事しか思い出せないくらいすっごく楽しかった。
毎日追いかけて、下らない事とか・・・話して。
どんな話でもちゃんと聞いてくれてツッコミ入れてくれる先生が好きだったんだから。
こんな最後の日に会いに来ちゃうくらい。・・・好きなんだから。」
先生「・・・・・・」
私「・・・・・・」
言えば言うほど気持ちが強くなって、泣きそうになる私。
先生「こっちこい。」
手を握ってくれる先生。
先生「最後に無理難題つきつけやがって。」
先生は、今作っている問題を完成させたら答えると。
―――ああどうか答えを聞かせてもらえるまで、この世界がありますように。
・エピソード4．後輩
後輩からの呼び出しのメール。
指定の公園に向かう。
そして手渡されるチョコ。
後輩「何って、今日が何の日か知ってんだろ！？チョコだ、馬鹿。」
私「なんでくれるの？」
後輩「馬鹿か！それを言わすのかよ！察しろよ！わかんだろが！」えｗｗｗ
立ち絵の顔自重ｗ
そして
私「はい、これ。」
後輩「これって・・・期待していいって事か？」
私「義理だよ。」ｽﾞｺｰｰｰ
後輩「ばっかやろう！！期待させんじゃねえよ！！」
それを見て嬉しそうな私。どSだなｗ
そして妄想も全てぶちまけてくれましたｗかわいいやつだ。
後輩「年下だからって甘く見んなよ。
いつかぜってえ、好きだって言わせてやる。」
私
「・・・ぶっ。」
後輩
「笑うとこじゃねえ！！」
素直じゃない私もかわいい。
そして、渡したチョコにはメッセージカードもつけてるから。と言い残し。
私「それじゃ。また・・・学校でね。」
後輩「・・・・・・ああ。これから、覚悟してろよ！」
カードを見て、会いにきてくれたら、その時は言おう。最後の愛の言葉を。
以上！ネタバレ終了です。
②ファーストバレンタインデー
『2月14日。私は初めてチョコレートを贈る。
家族や義理をカウントしないなら
これが私のファーストバレンタインデー。』
ラストバレンタインデーと同様、選択肢無しで読み進めるノベルゲーです。
4つのエピソードに分かれています。
エピソード1．幼馴染
エピソード2．先生
エピソード3．先輩
エピソード4．後輩
前作同様、主人公「私」はエピソードごとに別なので、主人公のキャラクターも含めて色んな話を楽しめます。
今回はカラーで、背景が実写の空の画像になっています。素敵・・・！
立ち絵も「非日常クアルテット」のような水彩の塗りで素敵です・・・
今作ではおまけでミニゲームがあって、そちらをクリアするとおまけのスチルもゲットできます。
本当に良作ですので、是非プレイしてみて下さい♪
細かいですが、タイトル画面の空の画像はランダムで変わります！
こういう細かい部分の演出は流石！です。
「ラスト～」はどのエピソードも好きですが、この「ファースト～」の方は、結構好みが分かれました。
どの話もいいんですが、特に先生と、後輩が良かったなぁと。
幼馴染も先輩も、もちろんいいんですよ！
ただ、私の好みは先生と後輩かな（ﾑﾌ）
どうでもいい私の好みは置いておいて。
ネタバレは下に。
・エピソード1．幼馴染
私にはずっと好きな幼馴染がいる。
彼は人気があって毎年たくさんチョコをもらっている。
素直になれなくて、特別になりたくて、毎年チョコを準備して渡せずにいる私。
もう高校三年のバレンタイン。
渡しそびれ、放課後になり、二人で帰っている。
彼
「今年はくれないのか？」
私
「は！？」
彼は、他の女子には愛想がいいが、私には優しくない。
ついつい憎まれ口を言ってしまい、渡しづらい。
彼「今年も可愛げねーの。」
いざ、渡そうとするとうまく息ができなくなる。苦しくなる。
立ち止まってしまう私。
そしてチョコを投げつける私ｗｗｗ
無言の二人。
私「なんか言いなさいよ。」
彼「・・・おう。」
いざ貰ったら拍子抜けしたらしい。
彼「わっかんねーんだよ！どうリアクションしていいか・・・
お前から貰うの初めてで・・・今更貰えるなんて・・・
その、あれだ、わかれ。」＜えｗｗｗｗｗ
私「はっきり言ってよ！」
彼「だぁあー！！嬉しいけど妙に恥ずかしいし、素直に表現できねえってんだよ！馬鹿！」
＜かわいいやつだなｗｗｗ
彼「そもそもなんで今回はくれたんだよ！」
私「それこそわかれ！」＜えええ
彼「・・・」
私「・・・」
私「やり直し。」彼「え」私「返して。」彼「おい！」
やり直しｷﾀｰｰｰ！（笑）
そして、告白する私。抱きしめる彼。
彼「おっせーんだよ・・・いろいろと。
お前からもらえて・・・俺だって・・・嬉しいに・・・決まってんだろ。」
彼「ずっと・・・好きだったし。」
私「・・・え。」
顔を見たいけど、見せてくれない彼です。
二人ともかわいいなｗやり直しとか可愛すぎる！
・エピソード2．先生
調理実習でチョコクッキーを作る。
渡したい人もいないので、昼休みに屋上で食べる事にする私。
そこへ担任の先生が現れる。
おいしそうだ、と言ってくるので一枚だけあげることに。
先生「来年も上手いもん持ってこい。俺は喜んで貰ってやるよ。」
私「考えときます。」
甘くはないけど、先生が大人な感じでいいんです。
全然バレンタインっぽくないんですが。
個人的にはおまけのミニゲームの方のエピソードが二人がかわいくて好きです。
・エピソード3．先輩
部活の先輩。皆に人気がある。
渡せず、部室で落ち込む私。
そこに先輩が来て、チョコを見られて。
で、渡すの協力するって言われてｗ
すっごいいい人。
で、私もついに渡す決意を固め、先輩に渡す。
先輩めちゃ甘いこと言ってくれます。明らかに気がある風です。
お返しを楽しみにしよう。
すいません、先輩が終始かなり甘かったので台詞はメモしませんでした。（意味無し）
プレイして楽しんで下さい。
主人公の私がかなり奥手でかわいいです。
先輩もかなりかわいいです。
・エピソード4．後輩
本屋でいつも見かける他校の男子生徒。
背が高いからすぐ分かる。
いつのまにか気になりだして、私は彼を好きになっていた。
今日はバレンタイン。
話すきっかけになれば、とチョコを準備する。
もしも本屋にいたら、渡す！いなかったら諦める！
私「・・・奇跡だ。」いた。
見ず知らずの女にいきなり渡されたら困るだろうか。
いや、元気を出せ！勢いに乗って渡してしまえ。
私「・・・あの！」
彼「・・・？」
私「・・・あの、えっと。」
話す内容を考えてなかった！
彼「よくこの本屋に来てますよね。」おお！
で
私「今日はバレンタインで。だからチョコなんです！」＜ｗｗｗ
彼「とりあえず・・・場所変えましょうか。」
私「あ・・・ごめんなさい。」
彼「いえ。」
色々と、迷惑かもしれないと謝る私に
彼「いいえ、いただきます。ありがとうございます。」
嬉しい！
しかも、なんと本屋以外でも見かけたことがあるらしい！
迷子の子どもの手を引いて親探しを手伝ってたらしい。主人公GJ。
（ときメモGS3の新名ですかｗ）
彼も話しかける機会がなかったらしい。
で、お互いに笑い合う。
彼「あなたの方がきっと年上ですよね。」
私「え！？」
なんと一年年下。
で敬語はおかしいと言われて、直そうとしていると
彼「思った通り、可愛い人ですね。」＜ひゃああ
私「へ！？」
彼「僕のが年下ですけど、そう思います。」
（やばい、まるっきり新名ではないか・・・！）
私「あなたもかっこいいです！あ、かっこいいよ！」
彼「ありがとうございます。」
そしてかみまくりの私に「かわいいなあ。」＜ちょｗｗｗ殺し文句か！
そして自己紹介を・・・
ちょ、後輩萌え！
やっぱり、後輩が好きです。＜あっそ
っていうか新名ですよ。全然キャラは違うけど！これは萌える・・・！
主人公がいい感じですし、後輩くんも礼儀正しい感じで◎
これ、ときメモGS3の元ネタか・・・？＜ねーよｗ
以上、ネタバレ終了。
③サヨナラバレンタイン
なんと、今回は近未来な世界観です！
主人公の少女アロ。
彼女は別の世界から移動する機械に乗ってやってきた。
しかし着地に失敗し壊れてしまう。
そこで青年レドに助けられ、修理をしながら生活する。
そして二年の月日が過ぎていた。
あと一週間でバレンタイン。
機械は完成し、別れを告げるタイミングをバレンタインに決める。
アロは話しません。レドの立ち絵と彼の言葉のみ表示されます。
前作までのノベルゲーと違って、今回はシミュレーションゲーです。
一週間以内にレドに渡すお菓子と、自分の着る服を作る、という目標を達成しつつ、レドと会話します。
お菓子や服、好感度によってエンディングが分岐します。
が、エンドの条件はおまけで見る事ができるので、そんなに難しくありません。
今作は、シナリオを楽しむ、というよりは近未来の世界観が素敵に表現されているのを楽しむ感じです。
あと、スチルが出る演出が大変素敵でした！
最初に線画がでてそこから色が浮き出るような感じで、本当に素敵♪
以下ネタバレ部分です↓
アロは小柄な女の子で、私個人のイメージ的にはワンドオブフォーチュンのルルみたいな感じかなぁ。
レドさんはツンデレ風で素敵です！
しかも何でも出来るみたいで主人公の世話をしてくれてるらしい。
あるエンドで、必死で好きだ、って言って引き止めてくれるレドさん素敵です。
そして不意打ちでキスするアロもかわいい。
ネタバレ終了。
三本とも、 本当に楽しかった！
「バレンタイン？何それ。」っていう人も、恋人や家族にチョコを渡した人も、
チョコを初めて渡すドキドキとかときめきを味わえる良ゲーです。
特に一本目の「ラスト～」は短いのに余韻があって、いい作品だった。
また機会があれば、新作のミニゲームの方もやってみたいです。
今回はここまで！
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