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2024.03.28 (Thu)
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今回は2月15日に見た「港まつりに来た男」について。

感想など書いてみます。

もう結構前になっちゃいました。

「中島貞夫の邦画指定席」の録画を見ましたよ~~


 





映画の基本情報(goo動画様より)


「港まつりに来た男」
1961年東映
マキノ雅弘監督

☆主要キャスト
大友柳太朗 (大力大五郎)
丘さとみ (お夕)
千原しのぶ (お陽)
花園ひろみ (お光)
水島道太郎 (牛寅)
堺駿二 (仙六)


☆あらすじ
七夕もあと数日の祭気分に湧く南国のある港町へ、今年も曲芸の次郎平一座、香具師の牛寅一家がやってきた。

群衆の眼は「天下無双、大力大五郎」の旗差物を翻し、片眼に鍔を当てがった独眼流の大男に集まった。

男は、見廻中の町年寄で藩主の側室お夕の方の父として、横暴な錨屋総右衛門を神技に近い居合抜きで土下座させたので、群衆の大喝采を浴び、忽ち次郎吉一座を凌ぐ人気者となった。

宿に向う途中大五郎は、漁師町の一隅にある権爺の家に入り、そこの鴨居に刺してある古い短冊に書かれた「お夕」「彦一」の文字に見入るのであった。

 

 

 

 

時代劇=勧善懲悪+チャンバラ


という訳ではありません。

ちょっと異色の時代劇。

こちらの作品は昔の時代劇映画を見たことのない方に一度見てみて欲しいですね。

私も今回初めて見たのですが、とても気に入りました。

上のあらすじを読んでも「なんのこっちゃ??」だと思いますw

監督のマキノ雅弘氏は、名優・津川雅彦氏の叔父でもあり、有名な監督一家の一門です。

「邦画指定席」の解説者の中島貞夫さんはマキノ雅弘氏の弟子だそうで、この作品がお気に入りのようです。

私も気に入ったぞ~~!

 


とある港町の、明るく潮の香りのするような情緒、七夕の季節でみんながお祭り気分で浮かれている様子。

男達は漁をし、また貧乏から出稼ぎに出ているものも多い。

女や子どもも働いて、元気に暮らしている。

そんな港町に、七夕になると船に乗って曲芸の一座達がやってくる。

出稼ぎの男達も帰ってくる。

 


この、何ともいえない風情が映像から、役者さんたちから自然に感じられる。

懐かしいような、新鮮なような。

町に住む様々な女と男の物語が散りばめられています。

そしてもちろん主人公の居合いの達人大五郎(大友柳太朗)と、藩主の側室となっているお夕(丘さとみ)のお話が中心となっています。

なんていうことのない、人間ドラマなのですが、こういう作品が大好きです。

そして大五郎の秘密、お夕さんとの関係が徐々に明らかになっていきます。

七夕当日、町のお祭り騒ぎと共に物語は急展開を見せます。

最後にはちゃんとチャンバラシーンも入っています。

 

 

以下ネタバレあらすじ(備忘録)

二つの曲芸一座は藩主の御前で芸を披露し、どちらが祭りを仕切るか決めることになっています。

大五郎は藩主とお夕さんの前で見事な居合の技を見せます。

その後、感極まってお夕さんに「おらだ!彦一だよ!」と叫びます。

藩主には「お願いを聞いていただけるなら、お夕さんを返してくれ!」と無理な願いをする大五郎。

大五郎は実はもと猟師の彦一で、お夕と恋仲だったのですが、お夕さんは藩主の側室として召し上げられてしまったのです。

彦一は悲しみ、町を捨てて、武士として居合いを修行し帰ってきます。

二人の名前を七夕になぞらえ、町の七夕祭りの様子と共に二人の話が進みます。

お夕は彦一の元に行くことにし、藩主に許しを得て、町へ戻ります。

大五郎は昔の彦一として、町娘のお夕さんと幸せになることを願い、二人で夜をすごします。

そして祭り当日・・・

 

 


特に印象的だったのが役者さんの演技。

主演の柳太朗さんはもちろんですが

特にお夕役の丘さとみさんが素敵でした・・・!

今まで見てきた丘さとみさんの役の中で一番印象的だった。

今まではおてんばでかわいい町娘やお姫様、芸者さん、といったヒロイン像のイメージだったけど

この作品では大人の、過去のある女性を演じていて、全く違った印象だった。

脇役の水島道太郎さんや堺駿二さんも、いい味出してます!

他にも様々な演技派の方がいっぱいです。

港町のお祭り騒ぎの明るく楽しい風情と、悲しい恋物語がうまく組み合わさっています。

第一回の「百万両五十三次」に引き続き、大友柳太朗さん主演の作品です。

柳太朗さんのあのからっとした朗らかさと演技がいいんですよね~~

この作品に柳太朗さんが出てることで作品全体もからっと明るい印象が強い。

最後のチャンバラシーンも結構激しくて熱いんですよ。

言葉では言い表しにくいですが、とにかくよい作品です(^^)

解説の貞夫さんもお気に入りっていうのがツボw

 

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